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ミッション&ビジョン
医用イメージング・脳神経イメージング
高齢化が進む現代において、いかに健康寿命を延ばすかが社会の重要な課題です。体の中を可視化する医用イメージング技術による病気の早期診断が、患者を適切な治療に導くことにつながります。また、体の中でも心の座たる脳は特別な関心を集めます。脳神経イメージング技術による精神疾患や神経疾患の診断のほか、近年は工学応用も注目を集めています。
脳にせよそれ以外の部位にせよ、対象が人である以上、メスで切り開くことなく内部を可視化することが望まれます。磁気は音や光と異なり高い生体透過性を持ちながらも、エックス線やガンマ線と異なり被曝の心配もなく、生体のイメージングにとって魅力的な媒体です。
私たちの研究は、磁気測定に基づいて非侵襲に体内を可視化する医用イメージング・脳神経イメージング技術を通して、心身の健康長寿社会の実現に貢献することを目指しています。
非侵襲計測と逆問題
人体の非侵襲計測に代表されるように、対象に直接アプローチできないとき、周囲に広がる場を介して対象の情報を得ることになります。 このように場の時空間パターンの測定に基づいて発生源や媒質といった対象系の情報を復元する計測方式を、パターン計測、間接計測などと呼びます。
観測結果から因果律を遡ってその原因を推定する間接計測は、数理的には逆問題と呼ばれます。 逆問題は人体の非侵襲計測の他にも、構造物や建築物の非破壊検査、災害時の埋没者探索、地中や海底の資源探査など、広範にわたる応用を持つ工学の基礎的課題です。
私たちの研究では、所与の測定データから推定対象を復元する逆問題の解法に加え、推定対象を表現するモデルの構築や最適な測定系の設計、すなわち逆問題の定式化も研究対象として、非侵襲計測をはじめとする計測技術の開発に取り組んでいます。
新着情報
- 2026.04.01 👥 慶應義塾大学 理工学部物理情報工学科に着任しました。
- 2026.03.19 🏆 2025年度電気学会優秀論文発表賞(A部門研究会)を受賞しました.
- 2026.03.13 🏆 2025年度計測自動制御学会学術奨励賞研究奨励賞を受賞しました.
- 2026.02.10 📝 解説記事「多重極モデルに基づく脳磁図の計測・解析技術」が出版されました.
- 2025.06.20 📣 国内会議 第40回日本生体磁気学会大会にて発表しました。
- 2025.05.14 📣 国際会議 The 33rd ISMRM & ISMRT Annual Meeting & Exhibition にて "Multi-echo Bloch-Siegert shift method for simultaneous B1 magnitude and phase mapping" と題して発表しました。
- 2025.05.12 📝 共著論文 "Performance evaluation of a a diamond quantum magnetometer for biomagnetic sensing: A phantom study" が出版されました。
- 2025.04.01 📝 解説記事 「脳疾患治療のための磁気刺激」が出版されました。
- 2025.04.01 👥 東京大学 大学院情報理工学系研究科システム情報学専攻 奈良・宮廻研究室に着任しました。
研究
キーワード
医用画像、脳神経画像、生体磁気、パターン計測、間接計測、非侵襲計測、逆問題、磁気共鳴イメージング、脳磁図、経頭蓋磁気刺激